たまの骨休みも兼ねて、石和温泉に宿を取り、出来れば富士山と湖を眺め、ワイナリーでワインでも
仕込もう…そんなノリで、一泊二日の旅行と相成った。
まずは最初に立ち寄った観光スポット。
山中湖の出口にある、稲荷である。これは、農耕や流通の為に馬を使い、ことさら大切にしていた
馬を失うことを憂い、慰霊と安全とを願う稲荷様を祀ろうということで建立された、稲荷神社である。
古来のひとびとの思いが伝わってくるようだ。こじんまりした、見逃してしまいがちな神社であるが、
お稲荷様は今も、霊験あらたかでありそうだ。
ここから、山中湖を目指す。富士山と湖、を見たかったのであるが、あいにくの曇り空であった。
気候も肌寒いほど。途中の山道の温度表示は19度。
でも湖は楽しい。
独特な水の匂い、遊覧船と飛来してきた白鳥。写真は「白鳥の湖」号。
そして、波打ち際に降りる事が出来たので、随分近くで白鳥が見られた。
水際に一羽の白鳥。この鳥は、ひとが近づいても素知らぬ顔で羽繕いを延々と続けていた…
ときどき、ぐー、と聞こえる鳴き声。姿は綺麗だけれど、声はダミ声か…
じわじわと近付く。目的はあわよくば本物の羽毛、ダウン100パーセントを触る事である。
が、しかし、白鳥は野生。
これは、かなりの至近距離に、筆者が近づいた結果である。まあ、当たり前ではあろう。
そして…
羽繕いののち、尾をこちらに向け、フンニョウシーンを見せて、このように泳ぎ去って行った…
この日の山中湖の様子。
さて、山中湖を出て、河口湖を横目に見つつ、山道を北に進んで、石和温泉で冷えた身体を温めよう。
石和温泉編に続く。