ケンイチとともだち 2 roman 2014年7月31日 2016年8月14日roman 小説 0 当番の掃除を終えると、ケンイチは一目散に下駄箱を目指しました。 大急ぎで上履きを脱ぎ棄て、スニーカーを履いて、雨の止んだあとの道路の埃のにおいを 吸い込みながら、空き地へ大急ぎで向かいます。 待ち合わせの時間にはまだまだ … Continue reading
ケンイチとともだち roman 2014年7月28日 2016年8月14日roman 小説 0 「あんなに約束したのになあ」 ケンイチは、つまらなそうに足元の小石を蹴って、ため息をつきました。 沈みかけた夕日が春の宵を彩り、オレンジ色の空には宵の明星が、明るく輝いています。 「ちぇっ」ケンイチは舌打ちをすると、家へ … Continue reading
幽山秘記 roman 2014年7月19日 2015年3月28日マンガ・コミックス 諸星大二郎 0 これは、諸星大二郎のマンガの一編である。 聊斎志異という、中国の幽霊や仙人や化け物、その他、奇怪な現象や話を集めたものがある。 こちらをベースにして、「ほしいままに」作った(諸星大二郎の言葉より)、その第一巻が、 聊斎志 … Continue reading
読書の楽しみ roman 2014年7月13日 2016年3月17日ノンフィクション 0 最初に読んだ本は多分絵本であったろうが、いつ、何を読んだか、そんな記憶はとんとない。 懐かしいもの、としての絵本だが、そんな中でも印象に残る絵本というのは確かにある。 手元にはなくとも、絵や言葉の断片を記憶していたり、印 … Continue reading