夕亭に着く前、車中にて軽い昼食をしたためた。
山中湖畔に近い場所で車を止めて、談合坂SAで購入した二品を食す。
ひとつは小仏焼。野菜が入っていますと書いてあったが、小さめの豚肉、にら、キャベツ、玉ねぎなど
が入っていて、皮もしっかり噛みしめると美味しい、おやき。
おやつのようでもあるが、山本勘助に因んだと言う、勘助団子も食べた。
比較的薄皮の、こしあん入りのお団子である。軽い食事で済ませて、夕食に備える。
そう、夕亭で、ホロホロ鳥なるキジ科の鳥の料理が出るので、楽しみにしていて、そのためには
昼ごはんで満腹になったりするのはマズイのであった…
さて、曲がりの多い、勾配のある山道を走り、いよいよ富士野屋夕亭に到着。
別館の方に部屋を取ってあったので、そちらへ向かう。
フロントは写真右手になる。左の、灯りの付いていない窓の部屋が、ワインセラーになっている。
本館とは、一端玄関を出て、左手の方の通路でつながっている。
チェックインを済ませ、部屋へ。
入口は引き戸になっていて、それを開けると
このような空間を前室と呼ぶそうだ。土間を上がると、二畳の板敷きの空間がある。なかなか
贅沢である。
前室の左の襖をあけると、このような食事部屋になっている。ここは八畳間。
さらに十畳の、寛ぎ空間、夜間は寝室が、広い。
十畳間と窓の間には広縁が。椅子も四脚ある。冷蔵庫も。テーブル左上に乗っているのは
女性限定で借りられる浴衣と帯である。柄が幾つもあって選ばせて貰える。
先ほどの前室の右手はこのような洗面所になっている。アメニティは資生堂でいろいろ揃っている。
洗面所の奥はこの、源泉かけ流しの部屋風呂。檜風呂である。あとで何度か
入浴して分かったのだが、硫黄の泉質で、湯の花も浮かび、身体もぽかぽかになる。
女性なら嬉しい、お肌もつやつや、という温泉だとのこと。
洗面所が脱衣所も兼ねており、衣類を入れる籠のある棚の上の方にある換気が、
非常に良く、暖まったあとに、爽やかでさえあった。檜風呂の内湯の方も、窓を開ければ
気分はすっかり露天風呂である。この別館の上に、屋上露天風呂があるが、こちらは有料。
さて、本館にある土産物屋に行ったりして、館内を探索。
本館と別館を結ぶ通路の表に咲いていた。秋ですね…
さて、お次は食事編。