猫なら何でもよい、と言う訳ではない。
ないのだが、気が付けば「猫ピッチャー」が我が家に
やってきた。
そして、「ねこねこ日本史」を電子書籍で
立ち読みした後、結局購入していたのである。
アニメ化された「猫ピッチャー」がヒットしたようで、
それ以前に書かれて出版されていた、作者、そにしけんじの
漫画が何冊かピックアップされるようになったようだ。
「ねこねこ日本史」は、立ち読みで一章半程読んで、
にんまり出来たので買って見た。
猫が日本史のいろいろな時代の主要な人物に「扮して」四コマ漫画
形式で語られていくこの漫画。
「猫ピッチャー」では分かりづらかった、そにしけんじ漫画の、
ある種の灰汁のようなもの…言ってしまえばエグミのようなものが
たまに出てきて面白い。
個人的には、完結しているこの「日本史」の方が、「猫ピッチャー」
よりも好きかもしれない。
それがこのエグミによるもののような気がしてならないのだが、
どういうことかというと、愛らしいだけの猫だと面白さの点で
自分の場合には何か物足りなくなる。そんなところであるようだ。
歴史には特に興味が無い、でも猫が好き。
それなら「ねこねこ日本史」はいかかがですか?