境界のRINNE~高橋留美子はやはり面白いのだ

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高橋留美子は好きな漫画家のひとりである。

今年は画業35周年ということで、「るーみっくわーるど」のさまざまな集大成を謳った書籍なども

出たようだ。

今、少年サンデーに連載中の「境界のRINNE」もついに来春、アニメ化ということである。

前作の「犬夜叉」が、戦国時代にタイムスリップをした少女と、半妖怪の少年との、ある種壮大なドラマ

だったのとはまた変わって、RINNEは高橋留美子の十八番ともいえる、学園コメディである。

勿論、シチュエーションは、あの名作「うる星やつら」のように、「ちょっと日常からズレた世界」が

舞台となっている。RINNEは半分死神みたいな…と謎のような事をクラスメイトの真宮桜に最初の頃

言う。それはいったいどういうことか、読者も思わず考えてしまう所だが、大体が、死神が主人公

となると、最近のコミックスの傾向では案外シリアスなものが多い気がするけれど、この六道りんねは違う。

死神の祖母を持ち、その祖母が、死神の仕事をしている時に出会った日本人にひとめぼれ、めでたく「結婚」

して産まれたのがりんねの父。そう、六道りんねは、人間の血を引いているのだ。そして訳あって貧乏。

しかしシリアスには走らないのがこれまたイイのだ。

まわりの登場人物たちもまた、実に多彩である。人間と死神、その双方に加え、死神の契約黒猫というのが

いて、面白さを増している。話が進むにつれ、次々と登場人物が出てくるが、これまた愉快なやつらである。

既刊のコミックは既に23巻を数える。そのRINNNEの面白さ、登場人物について、続きで書いてみたい。

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