独断で選ぶ!藤子不二雄アニメベスト3!

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独断と偏見で藤子不二雄アニメベスト3を選んでみた

敢えて猫型ロボットの話は除いている。

実は自分が、ほぼ観たことが無いというのも理由の一つだ。

なぜかは自分でも分からない。

藤子不二雄と書いているので、気付いた方もおられるかもしれない。

私の書くのは、「二人の」藤子氏のものであるのでAもFも付けなかった。

前置きはこのくらいにして、独断!藤子アニメベスト3を発表しよう。

まずは第三位。

「パーマン」

こちらのアニメは「新作」である原作、1983から三年間に亘り連作されていた

漫画を下地に作られているが、「旧作」として既に1966年から二年間書かれて

おり、そちらとの設定は20年の隔たりもあって結構違う部分があるようだ。

1983年といっても既に三十年以上も前の話であるから、アニメ自体もとりわけ

設定などに今は昔…といった感が強いかもしれない。

主人公は小学五年生の須羽ミツ夫。どこにでもいる少年という設定なのは、

藤子漫画では鉄板のようにさえ感じられる。

勉強は隙あらばサボリ、スポーツも好きだけれど苦手、憧れの同級生の女子は

いるけれど人気者だから片想いのままで終わりそうだし、何かと用事をいいつける

ママは結構キビシイし…

でも元気に楽しく、学校生活を送っている。そんな平凡な子供だ。

そんなミツ夫がある時、バードマンという怪しげなマスクをつけた「宇宙人」から、

特殊なマスクとマント、それにバッジを渡されそれを装着して「パーマン」になる。

そこからハナシは始まる。

半人前のスーパーマンということでパーマンという訳だ

パーマン一号となったミツ夫は、チンパンジーのブービー、星野スミレというアイドル

でもあるパー子、大阪に住むたくましい小坊主のパーやんたちとともに、

事故や災害、事件などが起こった時に集まって、時には戦い、時には救助などを

する…

そんな流れの話である。

それぞれ、自分がパーマンであることがバレたりバラしたりしたら、罰として動物に

変身させられてしまう「契約」があって、秘密はパーマン同志しか知らない、という

ことを保っている。

パーマン一号から四号までいるが、大体は前述の名前、あだ名で呼び合う。

コピーロボットをそれぞれが持っていて、自分の身代わりとしてそれを学校などに

行かせたりしながらパーマンとしての任務につく。

当然そこになにかしらのアクシデントが起こったりするのがまた「話」の元になるのが

イイ。

かっこよくありたい、人気者になりたい、勉強やスポーツが出来るヤツでいたいという

夢を叶えてくれる、その反面、ヒーローの持つ辛さ、孤独感などがあいまって、

そこがまた「パーマン」というアニメの面白さにも繋がっていくのだが、

人生そうそう上手くはいかないもんさ、まあ気楽に行こう。

そんなふうに言われている感じにもなる。そこがまた面白いのである。

楽しくのんびりした気持ちで見ていて、笑いながら、ふと、何かに気づかせられる

こともある。

そんなアニメだ。

 

続いて第二位。

ここは迷うところであった。もっと書けば良いのだが、あえてベスト3にしたかったので

同率二位ということで

「怪物くん」 「チンプイ」 

この二作品である。

 

「怪物くん」は怪物ランドから来た怪物くんがお共のドラキュラ狼男フランケン

連れて、人間界にやってきて、あれこれ騒動が起きる、そういうあらすじだ。

人間のヒロシと仲良くなったりするけれど怪物ランドの後継者として修行に来た怪物くん

は人間も巻き込みつつ、怪物だけでなくデモーニッシュやら宇宙怪物など次々に

現れる敵をやっつけたり困っている怪物や人間を助けたりする。

そもそもが異界の存在なのだが、実に人間臭い部分が笑える。原作は随分古く、

1960年前半に第一弾が、1980年台に第二弾がそれぞれ数年ずつ連載された。

アニメの放送は、1980年9月2日から1982年9月28日にかけて、15分2話構成で

全94回188話をテレビ朝日系で放送。 とウィキペディアにある。

声優陣も豪華だ。野沢雅子が怪物くん、狼男が 肝付兼太、途中で出てくる怪物くんの

婚約者兼ガールフレンドといった役割の怪子ちゃんは増山江威子といった具合。

事件や話が未解決のまま尻切れトンボ、だったりするのも却って面白かったりする。

子供の時には観ていなかったひとも十分楽しめる内容かと思う。

 

「チンプイ」はこれが大ヒットしていないのが謎だ、という面白さだ。

とにかく自分には理屈抜きで面白いのである。

実はまだ全話観ていないのだが、楽しくて後味の良いアニメだと思うのも、

二位に押した理由である。

 

マール星の次期後継者、ルルロフ殿下のお妃候補に選ばれた小学六年の

春日エリ

彼女のもとに、マール星からやってきたワンダユウ(地球の犬そっくり)がその事を

告げにやって来る。

エリは困惑するが「いや」と拒絶する。それを説得する役割も担うのが、チンプイだ。

デフォルメしているが地球のねずみのような姿をしている。ドジでおっちょこちょい、

余り勉強が好きでないが、いつも元気で友達や家族に対する思いやりのある、気持ちの

優しいエリのことが気に入って、チンプイも出来ればエリにマール星に来て欲しいと

思っている。

 

最後まで謎のままの、地球人と似た姿をしているルルロフ殿下を始め、マール星の面々と

エリの同級生たちやエリの家族が絡んで、毎日ハプニングが起こったりする中、エリが好きな

内木というクラスメイトを退け、エリの気持ちをルルロフ殿下に向けようとするワンダユウ

策略や、そんなワンダユウエリとの板挟みになることの多いチンプイが不思議な力、科法を

使ったりしながら取りあえず今日もぶじだった、という感じのドタバタギャグ、時にはしんみり…

そんな内容だ。

 

エリそっくりのママは他の藤子アニメ同様「子供使いが荒く」、パパはこれまた余り前に出ず、

メガネをかけた小太りの典型的な当時の日本の平均的サラリーマンぽいのだが、同級生の

面々も特にイヤミだったりもせず、観ていて「不愉快」がほぼ無い風情がイイ。

堀絢子林原めぐみ八奈美乗児緒方賢一などなど、こちらの声優陣も豪華。

さて、気になる一位は?

長くなったのでまた。

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