ねこねこ日本史 第二巻 見参!

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昨年、漫画のコンテンツ用の記事を書き、このブログでも書いた、そにしけんじ 

の「ねこねこ日本史」。

ついに第二巻が出た。

アニメ化の話も同時に目にして非常に嬉しくなり、これは是非買わなければ…そう思って、

えいや、っと新刊で購入した。

購入した当日、帰宅して仕事があったので、すぐには読むことが出来ずちょっとうずうず。


そにしけんじ と言えば「猫ピッチャー」で知られていると思う。こちらはアニメとしても

お馴染みで、プロ野球界初の猫野球選手ミーちゃんの物語である。公式サイトまである

大人気漫画だ。

脱力系と言ってしまってよいのかと思うが、この手の猫や動物が主人公で「擬人化された」

漫画を、そにしけんじは主に描き続けていた。

「猫ラーメン」「ザリガニ課長」「甘党ペンギン」あたりを筆者も所持し、読んでいる。

しかしこれらの「動物」たちは喋っていた。擬人化の所以である。

しかしミーちゃんは違う。喋らないのだ。

そのあたりの「分析」や「解説」はプロの方にお任せするとして話を戻そう。

この「ねこねこ日本史」は、ミーちゃんがコミックで登場した2014年に発行されている。

「ねこねこ日本史」の登場人物たちは、ミーちゃんの登場後のそにしけんじの手によって、

どのように描かれているのだろう。

彼らは喋る。やはり歴史もので物語であるからだろうか。歴史上の人物たちの行動は、

しかしいかにも猫らしい行動だ。

一巻に登場した猫たちに続いて、日本史上のさまざまな重要人物が名を連ねる。

二巻でも一巻同様年代順に並んでいる。登場順で名前を列記すると、

縄文人に始まり、持統天皇、鑑真、空海と最澄、紫式部、伊達政宗、真田幸村、

宮本武蔵、徳川吉宗、伊達忠敬、大塩平八郎、新選組と豪華だ。

最後におまけ漫画が付いているのと、それぞれの人物たちの漫画のあとがきのような、

「ためになる(かもしれない)解説」付である。

この「ねこねこ日本史」シリーズは、四コマ漫画で構成されており、15話で一つの話が

作られる、という形をとっている。

の四コマでのオチと全体の雰囲気が、微妙にそして絶妙な「猫としての日本史上の

人物たち」として描かれている。

続々と増えていると言われる猫好きなら、読みたくてうずうずしていまう漫画なのでは

ないか。

歴史に詳しいひとも、詳しくないひとも、それぞれの楽しみ方が出来そうだ。

因みに筆者は後者であるので、ためになる(かもしれない)解説が、たいそうために

なった。

諸人物のエピソード、偉大な功績、歴史上の悲惨な出来事、痛ましい事件なども、

猫を借りてくれば、ほら、この通り。

未読の方は一巻から是非読んで頂きたいと思う。

あらゆる動物好きと歴史好きの方にもそれぞれの楽しみ方が出来るオモシロイ漫画で

なのである。

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